2014年12月3日に当協会初のセミナーを開催いたしました。
今回のセミナーは「不動産信託受益権取扱業者のためのコンプライアンス態勢構築のポイント~臨店検査、協会加入等への対応を考える~」と題し、当協会登録専門家で行政書士の中沢誠氏と入江潤一氏が登壇いたしました。
概要
金融商品取引法の改正により、第二種金融商品取引業者の登録拒否要件がより厳しくなりました。既に登録を受けている業者についても、改正法への対応が求められています。
また、昨年度に引き続いて第二種金融商品取引業者への臨店検査が順次行われており、行政処分を避けるために、社内のコンプライアンス態勢を構築しておくことは喫緊の課題となっています。
本セミナーでは、不動産信託受益権の媒介を行っている第二種金融商品取引業者の方を対象として、今般の改正法への対応と、コンプライアンス態勢の構築・強化のため実践すべきポイントについて解説いたしました。
【プログラム】
■第二種金融商品取引業者の登録要件と義務~平成26年金融商品取引法改正をふまえて~
(1)第二種金融商品取引業登録
登録拒否事由について
人的構成要件について
業務方法書について
(2)第二種業者の登録後の義務と手続き
登録事項変更届その他届出
事業報告と説明書類の公衆縦覧
金融ADR制度について
(3)法改正による規制の見直し
平成26年法改正の概要
見直された規制への対応
第二種金融商品取引業協会とは
■不動産信託受益権取扱い業者のコンプライアンス態勢構築のポイント
(1)証券検査の概要
臨店検査~行政処分の流れ
検査指摘事例
(2)金融商品取引業者とコンプライアンス
(3)内部監査実施のポイント
(4)実務における具体的対応
顧客カード
犯罪収益移転防止法
特定投資家制度
契約締結前交付書面等
法定帳簿の作成・保存
インサイダー取引規制
反社会的勢力の排除
講師紹介
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