不動産と知的資産(第1回)

不動産と知的資産(第1回)

私が不動産ビジネス専門家協会の理事になり 1 年が経過しました。

当協会の目的はその名の通り不動産プレーヤーの支援を通し不動産ビジネスの活性化及び健全な発展に貢献することです。

ところで、「不動産」は「リアルエステート(真の財産)」と言われるように「目に見える」確実性の高い資産です。

一方、表題に挙げました「知的資産」とは人材、技術、組織力、顧客とのネットワークやブランドといった「目に見えない」資産のことを言います。

両者は一見すると相反するもので全く関連性がないようにも思えます。

特に、「目に見える」不動産を扱われているプレーヤーの方にとっては「目に見えない」知的資産をどのように評価するのか疑問に持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、土地や建物といった不動産も活用の仕方によっては不動産そのものの価値に更に価値を付することができると思います。

そういった点からすると、「目に見える」資産を業として取り扱うプレーヤーの方々にも「知的資産」の考え方を知っていただき業務に活用していただければと思います。

執筆者紹介

田端克行

行政書士法人シティ共同法務事務所
行政書士

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