登録専門家に訊く!(第7回)

登録専門家に訊く!(第7回)

当協会にご登録いただいている登録専門家の方々に、一問一答形式で様々な事柄をお伺いする「登録専門家に訊く︕」。

今回は、弁護士の吉田幸司さんにお話をお伺いしました。

― まずは⾃⼰紹介をお願いします。

⻘森県⽣まれです。

司法試験受験中に、会社法の勉強のつもりで始めた株式投資がきっかけで、いわゆる〈普通の弁護⼠業〉の外側の世界に魅⼒を感じ、ビジネスマンになりました。

現在は、新規事業を開拓する仕事をしています。

― どんなご趣味をお持ちですか︖

旅⾏、温泉、⽇本酒、競⾺、映画鑑賞、ももクロ、将棋、ジョギング(元陸上部)、株式運⽤です。

ももクロのライブ、すごくお薦めです。

興味ないですか︖

彼⼥らの全⼒のパフォーマンス、会場でのファンの⼀体感、ストレス発散できますよ。

ライブではカップル、家族連れ、⼥性同⼠も多く、彼⼥たちの仲の良さが⽼若男⼥を惹きつける理由なんでしょうね。

8⽉にもまたライブに⾏く予定です。

温泉も好きです。

いい温泉を守るために、温泉宿を買うのが夢ですね。

実は、〈源泉かけ流し〉と謳っているところでも、「︖」という場合もあります。

本物の温泉を残していきたい。

それは、単に趣味というだけでなく、事業としても考えられると思っています。

― 協会の専⾨家に登録されたきっかけは︖

PREB は⼀般社団法⼈なのですが、実はその「社員」なんです。

でも理事ではありません。

中沢さんや⼊江さんの熱意に共感しまして、⾔ってみたら「応援」会員みたいなものですかね。

― 当協会での活動を教えてください。

交流会や勉強会に参加しています。

協会では講師等をしたことはないですが、協会の活動をいつも陰ながら応援しています︕︕

― 当協会の率直なご感想をお聞かせいただけますか︖

まず、団体が勢いを持って継続していることが本当に素晴らしいと思います。

⼀⼝に不動産ビジネスと⾔っても多種多様なので、PREB が応援している不動産ビジネスをもっと具体的に発信したらいいんじゃないかな、という気はします。

たぶん、宅建取引業者がメインとは思いますけど。

例えば、いい温泉って本当に奥地にあるんだけど、実は外国⼈が⽇本に来たときに求めているロケーションだったりする。

そうすると、旅館業を始めとする業法、⼟地取引、いろんな関連のビジネスに広がっていく。

⼠業という枠だけで関わるんじゃなく、ビジネスの⾜回りをサポートする役割を担ってあげる。

⾏政当局への問い合わせということで事業家の⽀援になる。

事業には⼟地等の権利関係、相続とか、いろんなことが絡んでくるから、なんだかんだ弁護⼠資格も
役に⽴つなって。

何かあったときや注意しなきゃいけないことは、⾃分でも調べますけど、「事業のサポート」と
いう視点で活動していると、最終的には税理⼠さんやいろいろな専⾨家の⼒を借りたり、結果としてコラボレーションしています。

― 現在注⼒している事業と、不動産ビジネスに携わっている⽅へのメッセージをお願いします。

PREB に声をかけていただいたときは、実は「ザ・テノール 真実の物語」という映画製作に携わっていました。

監督じゃないですよ(笑)。

渉外とか、契約とか、細々したことについて全部。

映画のシーンを⾒れば、どれくらいお⾦がかかっているか、わかります(笑)。

今⼀番⼒を⼊れているのは、再⽣可能エネルギー事業です。

太陽光、⾵⼒、⼩⽔⼒、バイオマス、そういったもので発電したり売電したりする事業。

規制改⾰で様々な事業者が参⼊できるようになりました。

⽣協さんも会員向けの電⼒を作って供給しているし、⾃治体も⼦会社を作って、公共施設の電⼒供給をさせたりしている。

これらにかかる資⾦を調達するためのファンドを組成する仕事をしています。

国レベルで「貯蓄から投資へ」「地⽅創⽣」が盛んに謳われていますが、再エネも不動産ビジネスの今後の1つの在り⽅かな、と。

都市部ではもう飽和してるはずなんですよ。

地⽅にある農地とか⼭林、空き家といった不動産の活⽤は急務だし、温泉でファンドを組んでもいいし、再⽣可能エネルギーでやってもいいし、事業運営したい⼈を起業家として連れていくのもありだろうし。

やり⽅はいろいろあると思います。

再エネでも映画製作でも、今回の話に興味を持ってくれた⼈はどんどん声をかけてくれたら嬉しいで
す。

意義を感じるものに取り組むことが、⾃分にとっても⼀番結果を出しやすいことだと思っています。

今回の登録専門家

吉田幸司

弁護士

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