2017年11月21日に開催した第35回月例勉強会は、「不動産をめぐる相続対策」と題し、当協会登録専門家の皆藤一郎氏、花光慶尚氏、塩足昌弘氏及び藤田育伸氏が登壇いたしました。
概要
相続対策というと「いかに相続税を少なくするか」ということばかり注目され、「資産を現預金ではなく不動産で保有することが相続対策である」というように捉えられているきらいがあります。
しかし、相続税がかかる・かからないに関わらず、相続財産に不動産が含まれていることによって様々な問題が生じることがあります。
また、たとえ相続税を小さくすることができたとしても、不動産の保有状況によってはかえってトラブルになってしまうこともあります。
こうした不動産と相続にまつわるトラブルを回避するためには、税金だけでなく、法律や不動産取引に詳しい専門家と十分に相談のうえ、慎重に対策を講じていく必要があります。
当協会には、相続・不動産に精通した専門家が数多く在籍しており、さまざまなお困りごとに対応しております。
今回の勉強会では、当協会登録専門家が不動産に関わる相続対策についての勘所を易しく解説いたしました。
【講師から一言】
相続対策を考えるに当たってはまず財産の棚卸しから始めましょうということで資産4分法の考え方
について小冊子に纏めました。
勉強会当日は具体的な事例とともに各分野の専門家から解説させて頂きました。
財産としての不動産をある意味利害関係者となりうる相続人たちが共同して問題解決することは簡単ではありません。
当協会そしてワーキンググループがお力になれれば幸いです。
講師紹介
日本橋アセットコンサルタント代表
宅地建物取引士
花光慶尚税理士事務所
税理士
塩足司法書士事務所
司法書士
行政書士藤田育伸法務事務所
行政書士