「短所」を「長所」にリフレーミング!
『良いも悪いも本人の考え方次第』(ウィリアム・シェイクスピア)
先日、ふと思い立って自分の短所を思いつく限り書いてみました。
短所とは「劣っているところ。欠点。良くない面」を言い、一般的にはマイナスの評価が下されるものです。
それを書き出すというと、最初は気持ちが落ちるのではないかとの若干の心配はありました。
事実、書き始めはペンが進まなかったものの、時間が経つにつれ次々と「欠点」が浮かび止まらなくなって、最終的には30以上書くことができました(笑)
その後、あることに気づきました。
「欠点は本当に欠点なのだろうか?」
「リフレーミング(reframing)」とは、心理カウンセリングで使われている方法で、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事について枠組みを外して、違う枠組みで見ることを言います。
例えば、暑かった夏が過ぎ涼しい秋が来ると段々と年末の事が頭をよぎるようになってきますが、その時に残された期間が例えば3か月だったとした場合、「あと3か月しかない」と考えるか、それとも「まだ3か月もある!」と考えるかでは感じ方が大きく変わってきます。
前者では意味もなく焦りが生じて落ち着かなくなりますが、後者では心に余裕が生じ悠々と対応することができます。
物事は様々な視点から見ることができます。
そうすると、一見劣っていたり欠点と評価される「短気」も、視点を変える(リフレーミング)と「長所」に変えることができます。
例えば、優柔不断ですと、「他人の意見を尊重できるや臨機応変に対応できる」と、また、いいかげんであれば「寛大、おおらか」と置き換えることができると思います。
このように視点を変えてみるだけで、短所が一瞬で長所に変わります。まさに「良いも悪いも本人の考え方次第」ですね!
執筆者紹介
行政書士法人シティ共同法務事務所
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