専門家のお気に入り⑥

専門家のお気に入り⑥

私が本当に好きなもの

昔から、きれいな水が好きだ。

澄んでいて、かつ動きのある水。

私が心を惹かれるのは、小さな水の流れを見ること。

大河や、深い河も嫌いではないが、そこまでではない。

底がよく見えて、深さは3センチくらいでもいい。

チョロチョロ程度で構わない、轟々とは流れてほしくない。

それを、じーーーーーっと、何時間でも見ていたい。

水の流れを見ている時間がとても好きだ。

こういう趣味?って、自己紹介では伝えにくい。

そしてなぜか趣味を訊かれたときには出てこないのだ。

オフィシャルな私の趣味は「飲酒」である。

とはいえ、酒ならどんなものでもいいということではない(本当だ)。

旨い酒というのは、ジャンルに関わらず、よい水を使っているものであって、私が好きな「きれいな水」につながっているのである。

酒を許されて、酒が作り出す時間がとても好きだ。

一日の締め括りに、がんばった私は酒を飲む。

その酒をより旨くするために仕事に励む。

だが、私は小さな水の流れが酒以上に好きだったのだ。

今度の休日は、酒ではなく、流れる水に癒されてみようか。

…と思いながら今日も酒を飲む私であった。

執筆者紹介

片野真理子

片野社会保険労務士事務所・片野行政書士事務所
社会保険労務士
行政書士

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