人は人で磨かれる
人は人で磨かれるといいますが、若い社員をいろんな人に会わせるのが私の仕事かもしれない。仕事をゲームとして愉しむ力がある私より一回り若い友人の経営者に会わせる。スーツをビシッと着こなし、愛車はマセラッティ、スマートでイケメン。
鎌倉でサッカースタジアムを作ってしまう、アクセンチュアやデロイトトーマツのOB。
商談に連れて行っていろんな人を見せる。
当社の経営する創業支援施設の入居者をGSのエンジェル投資家に引き合わせたりもしました。
人の出会いはどこでうまく化学反応を起こすかわかりません。
色んな機会を作っても、どんなにすごい人に引き合わせても、そのセンテンスが入っていくかどうかは受け手次第。また、メンターとなる人間の方にも相性があるし、人間同士だからタイミングがあります。
例えばエンジェル投資家の面談は駄目だったが、その後上場会社とのM&Aに成功して、バイアウトしてシリアルアントレブレナーになった起業家もいます。
エンジェル投資家に出資を受けて、新しいビジネスの立ち上げに成功したけど、コロナで一度地獄を見て再度イクイティファイナンスをして虎視眈々とチャンスを狙っている起業家もいます。
太陽光バブルに踊り、良い時が忘れられず、人を騙して大切な信頼をなくした人もいます。
私は人に関しては長い目でみてます。
社員にはわたしを超えて欲しいと常々思っていますが、毎日、私よりも遅く来て、私よりも早く帰り、私よりも沢山休む社員が私を超えていく事はないんだろうなと感じています。
私よりも多く読書をして、私よりも良く人と会い、私よりも家族や隣人を愛し、良く働き、よく遊び、よく寝て食べ、よく笑う。
そんな人間的魅力も私を超えてくれる人が今後の当社を引っぱってくれるのが、理想です。
世の中の流れを読み、雇用を生み宿り木の役割ができる経営者になるのには10年はかかるでしょう。
今の時代、昔のように営業電話を一日中かけさせたり、1日に60件訪問営業させたり、社員を縛って言うことを聞かせる経営はナンセンスでしょう。
同じ方向を自然に向ける人を後継とできることが理想です。私は今46才、あと16年は第一線で現役ができる。今の当社の借り入れを全て返し切れる手元を現金をあと16年で稼ぐのが当面の目標。恐らくそれはできるでしょう。
そのためには人材です。雇った人の中には当社から得るものは多かったけど、皆の為になにをしたか?という人もいます。
経営者は時に冷静に今を振り返り、自分の判断省みる時間をとります。
最近、取引先を見ていて気がついたことは、やはり志を同じくする優秀な人間は、優秀な人間同士で集まる。
当社は不動産部門でまだまだ若輩者ながら、地方創生と不動産クラウドファンディングではいい位置につけています。志を同じくする優秀な人材を集める必要があります。
コラムの趣旨から少し逸脱したかもせれません。私の好きな言葉「人は人で磨かれる」を深掘してみました。
志をともにする優秀な人材求めています。
執筆者紹介
株式会社Brain Trust from The Sun代表取締役