専門家のお気に入り⑮

専門家のお気に入り⑮

DIYのススメ

私のお気に入りは、2年くらい前から始めたDIYです。

最初は、地方の20年間放置された空き家に住むために(さすがに天井から雨水が滝のように流れる家には住めないので….)、必要最小限のメンテナンスとして始めました。

天井の張替え

しかし、雨漏りを補修すると、今度は床が劣化していることが気になり、フローリングを張替え、床の補修が終わると今度は壁のシミが気になり壁紙を張替え…と、

気が付けば天井や屋根の雨漏り補修から始まったDIYが次第にエスカレートしていき、約2年経った今は、土壁に漆喰を塗ったり、庭に薪小屋を作ったりと次第に趣味の範囲を超え、道具も専門的になってきました。

床の張替え

さて、少し専門的な話になりますが、日本全国の空き家は850万戸と言われています。全国的に空き家は総建物数の13.6%だと言われています。私の住む物件のある山梨県の空き家率は全国トップの20%ですが、裏を返せば、まだ住めるにもかかわらず放置されている空き家がゴロゴロあるということです。

確かに新築物件は断熱性もよく、とても快適ですが、ウッドショックなどの資材高騰や燃料代の高騰で、建築単価が大幅に上昇している現在、こうした古い物件を購入してDIY(セルフリフォーム)で修理してみるのも面白いと思います。

近年、電動工具の性能が格段に上がっていて、また、プロ用の工具や建築資材が通販やホームセンターで簡単に購入できるので、 かつては難しかったフローリング貼りなども、素人でも時間と工具にコストをかければ見た目は本業と遜色ない仕上りも期待できます。もちろん、ある程度の器用さは必要だと思いますが。

ぜひ、物件選択の際の選択肢の一つに「中古物件+DIY」を考えてみてください。大家さんにもおすすめです。

執筆者紹介

藤野慶和

ふじの行政書士事務所
行政書士

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