- 2023.02.13
路線価再考
昨年4月、最高裁が不動産を使った過度な節税を否定する判決を下しました。 土地を路線価ベースで評価し、借入金による相殺で相続税をゼロと申告した納税者と、これを認めない国税当局との争いでしたが、国税当局の言い分が通りました。 「露骨な節税は公平性を損なうのでNG」という判決ですが、納税者が採用した不動産の評価方法はごく一般的なもので、インパクトの大きな判決でした。 また、昨年12月に開示された与党税制 […]
昨年4月、最高裁が不動産を使った過度な節税を否定する判決を下しました。 土地を路線価ベースで評価し、借入金による相殺で相続税をゼロと申告した納税者と、これを認めない国税当局との争いでしたが、国税当局の言い分が通りました。 「露骨な節税は公平性を損なうのでNG」という判決ですが、納税者が採用した不動産の評価方法はごく一般的なもので、インパクトの大きな判決でした。 また、昨年12月に開示された与党税制 […]
政府が掲げる「新しい資本主義」への取組みとして、ビジネスパーソンの間で副業や起業が広がっています。 将来の予測が困難なVUCAの時代と言われる昨今、企業においては人材が流動化し、雇用が不安定となりつつあります。 私たちは「人生100年時代」を見据え、セカンドライフに備えることが重要な課題となっています。 本稿では、ビジネスパーソンの副業や起業の有力な選択肢として注目される「民泊」の可能性と留意点を […]
前編では認知症になった場合の不動産売買取引について触れた。 元銀行員としての肌感覚と、今回この記事を執筆するにあたり、いくつかの金融機関に匿名で問合せしてみたところによると、「成年後見人を立てないと口座のお金は凍結します」といった強硬な姿勢をとる金融機関はそう多くないと感じる。 少なくとも、私が問い合わせた金融機関にはなかった。 ある金融機関は「元気なうちに代理人カードを作っておけばATM限度額内 […]
司法書士・宅地建物取引士・1級FPの鈴木美穂です。 これまで銀行員、不動産仲介業者、司法書士それぞれの立場から不動産・相続の現場を見てきた自身の経験からお伝えしていきます。 売るつもりだったのに・・・ 「老人ホームに入るときは、自宅を売ったお金で」 でも、実際には予期せぬタイミングで病気や怪我により入院し、自宅に戻ることなく老人ホームへ。 売却どころか、自宅には家財がたくさんあり、離れたところに住 […]
小規模不動産特定共同事業は家主や地主、不動産会社同士、金融機関が連携するための制度である。 2022年8月1日に私の経営する株式会社Brain Trust from The Sunが設立10年を迎え、節目の時期に何をすべきかを考えました。 そこで、不動産証券化手法を使って持続可能な開発目標を達成する仲間を増やしていくべきだと考えるに至りました。 まず簡単に制度に触れておきます。 国土交通省の小規模 […]
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の三好貴大です。 先日、以下の記事で解説を行った際には、分かりやすくするため「代襲相続(だいしゅうそうぞく)」という制度を考慮せずに解説しました。 【過去記事】相続トラブルになりやすい「遺留分」とは?~前編~ しかし、相続対策を勉強する上では知っておかなければいけない知識となりますので、今回は「代襲相続」について分かりやすく解説します。 1.「代襲相続」とは? […]
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の三好貴大です。 前回は2回に分けて「遺留分」についての概略を解説しました。 【前々回の記事】相続トラブルになりやすい「遺留分」とは?~前編~ 【前回の記事】相続トラブルになりやすい「遺留分」とは?~後編~ 後から遺留分を請求されて相続人の間でトラブルにならないようにするためには、主に2つの対策方針があります。 ① 遺留分相当額を相続させる遺言書を作成する② 遺 […]
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の三好貴大です。 前回は、「遺留分」を理解するために必要な基礎知識として、「相続の範囲(順位)」と「法定相続分」について解説しました。 【前回の記事】相続トラブルになりやすい「遺留分」とは?~前編~ では、法定相続分通りに相続しなければいけないかというと、そうではありません。 相続人間で合意が成立すれば、長男が全部、次男は無とすることもできますし、遺言書が残され […]
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の三好貴大です。 前回は、相続対策の第二歩目として、まずは「相続財産は何を持っているのか?」というタイトルで相続財産の棚卸を紹介しました。 【前回の記事】相続財産は何を持っているのか?~相続対策の二歩目~ 誰に何を相続させたいか、相続財産は何を持っているのかを知ることができたら、ここから本当の相続対策はスタートとなります。 なぜなら、被相続人の希望通りに相続をす […]
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の三好貴大です。 前回は、相続対策の第一歩として、まずは「誰に何を相続させたいか?」を確認しましょうとお伝えしました。【前回の記事】誰に何を相続させたいか?~相続対策の最初の一歩~ 誰に何を相続させたいかという希望を知ることができたら、次に取り組むべきは「財産の棚卸」です。 1. 財産の棚卸=どんな相続財産があるのかを調べる 相続財産が現預金のみとシンプルであれ […]